海外に住んでいるからこそ、在宅ワークで翻訳に挑戦してみたいと考えているケースも多いでしょう。翻訳は言語力を活かして活躍できる仕事であり、働く場所や時間に囚われないというメリットもあります。
一方で翻訳の仕事に向いているかどうかは、向上心や計画性があるかなど語学力以外の部分も大きく関係しています。海外在住者の在宅ワーク事情や仕事の探し方などをご紹介します。
海外在住者の在宅ワーク事情
インターネットの普及が進んだ現代では、海外からでも日本の企業や個人依頼主と契約を交わして仕事ができます。
実際に「海外在住 在宅ワーク」と検索するだけでも、多くの求人を見つけられるはずです。リモートワークが可能で海外在住者でも挑戦できる仕事内容や、海外から日本企業の依頼を受けて働く際の注意点を解説します。
リモートワークが可能な仕事
海外にいても在宅で挑戦できる仕事は以下のとおりです。
- 翻訳
- Webデザイン
- Webライター
- オンライン事務・秘書
- カスタマーサービス(チャット相談)
- プログラミング
- オンライン日本語教師
新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークの導入が進んだこともあり、自宅からでも働ける環境が整っている企業が増加しています。
上に挙げた仕事の他にも、オンラインで対応可能な業務であれば海外在住者でも挑戦できるでしょう。
税金の取り扱いには注意
安定したインターネット通信が確保できれば、海外在住者が在宅ワークを始めるのは難しくありません。しかし、海外在住者だからこそ気を付けなければいけないのが税金の取り扱いです。
海外在住者は居住者と非居住者のどちらにあたるかで税金の納税義務が異なります。また、日本円で収入を得た場合でも、現在居住している国の規則に従って申告や納税が必要です。
海外在住ワーカーを多く採用している企業であっても、支払い担当者が海外在住者の税金の取り扱いに詳しくないケースも多いでしょう。
両国のルールをしっかりと確認し、責任を持って契約から報酬回収、納税処理を進められない場合は海外から在宅の仕事を探すのは難しいでしょう。
海外在住の在宅ワークに翻訳がオススメな3つの理由
海外から行える在宅ワークとしてオススメなのがズバリ翻訳です!翻訳が海外在住者の在宅ワークに適している理由は次の3つです。
- 語学力を活かせる
- これまでの職歴が強みになる
- 時差があっても仕事がしやすい
各ポイントを詳しくチェックしてみましょう。
1.語学力を活かせる
海外に住んで実際に現地の人々と交流しながら過ごすのは、語学力を伸ばす絶好の機会でもあります。海外に住んだからこそ、その土地の言語を自信を持って操れるようになったという方も少なくないはずです。
翻訳の仕事は、そんな語学力を活かすのにピッタリな仕事です。翻訳はただ単に外国語が流暢に話せるだけでこなせる簡単な仕事ではありませんが、言語に興味があることは翻訳者にとって大切な素質だといえるでしょう。
2.これまでの職歴が強みになる
語学力だけでは翻訳者が務まらないといわれるのは、翻訳にはその分野の正しい知識をもって文章を理解し訳出しする能力が求められるからです。専門的な分野であればあるほど、単語や言い回しも日常生活で出会わないものが多く、語学力だけでは翻訳が難しい場合もあるでしょう。
反対に自分がITや金融などの職務経験があれば、培った知識や経験を活かして翻訳に取り組めます。これまでの職歴がムダにならないというのが、翻訳の仕事の大きな魅力です。
3.時差があっても仕事がしやすい
翻訳の仕事は、最終的な納品期限を守れば自分の好きな時間に作業できます。特に日本の時刻に合わせて作業をする必要がないため、時差がある国に滞在している場合にも自分のペースを守って仕事ができるでしょう。
翻訳会社とのコミュニケーションも主にメールやチャットなどで行う場合が多く、相手の時間帯を気にする必要もありません。ただし、時差により相手からの返信や質問の回答が得られるまで時間がかかるため、余裕をもって対応できるようにしましょう。
翻訳の仕事に向いている人の特徴
翻訳の仕事に適性がある人には、次のような特徴が挙げられます。
- 向上心がある
- じっくりと文章に向き合える
- 計画的に仕事を進められる
語学力を活かしたいというだけで翻訳に携わると、理想と現実のギャップに困惑してしまうかもしれません。意外と根気が必要な翻訳の仕事に向いている人の特徴を解説します。
向上心がある
翻訳に携わるには新しいことを学ぶ意欲が欠かせません。いくら言語に堪能な翻訳者であっても、毎回自分の中の知識だけで訳文を完成させるのは難しいでしょう。
つまり、翻訳をするたびに該当分野の新しい情報や単語、表現に出会うことになります。新しい学びを得ながら、その都度相応しい訳文を検討できる向上心がある人が翻訳者に向いているといえます。
じっくりと文章に向き合える
翻訳は原文の意味を正しく理解し、適切な表現に言い換えるのが仕事です。翻訳者による単語や表現の選択1つで、読み手や視聴者に与える印象が異なってしまう場合もあるため、慎重に作業を進める必要があります。
時には専門用語の意味を調べるのに、関連書物やデータを何時間も調査しなければならない場合もあるでしょう。完成度の高い訳文を納品するために、納得が行くまでじっくりと文章に向き合える粘り強さが求められます。
計画的に仕事を進められる
在宅ワークとして行う翻訳は、最終的な納期を守りさえすれば作業時間やスケジュールを自分でコントロールしやすいという特徴があります。
そのため翻訳者は文章のジャンルや文字数、投稿先の媒体などを加味して翻訳作業にかかる時間を把握する必要があります。計画を立て間違えると、納品期限ギリギリまで作業しなければならなくなります。
翻訳者には自分のスキルと案件の難易度を正しく把握して、計画的に仕事を進められるスキルが必要です。
海外在住者の翻訳在宅ワークの探し方
海外から在宅ワークとして翻訳に携わりたい場合には、次の2つの方法で仕事を探してみましょう。
- 翻訳専門サイトに登録する
- 企業求人に直接応募する
翻訳は初心者が参入するのが難しい分野だともいわれています。しかし、誰もが初めての案件を納品するまでは初心者なのです。
これまで翻訳の経験がないからといって初めから諦めてしまう必要はありません!
翻訳は一般的に、トライアルと呼ばれる試験に合格した場合に正式依頼をもらえるケースが多いようです。言語スキルを磨きながら、翻訳案件に応募してみましょう。
翻訳専門サイトに登録する
翻訳を志しているなら知っておきたいのが、翻訳者ネットワークアメリアです。海外在住でも登録可能で、トライアル対策や翻訳者同士の交流、翻訳案件の求人応募などさまざまなコンテンツが利用できます。
アメリアの登録には入会費と年会費がかかりますが、その分上質な求人やサービスを受けられるのが強みです。定例トライアルでの評価が高ければ、限定求人に応募ができるなど仲間と切磋琢磨しながら翻訳の技術力アップが図れます。
タイミングによっては入会金無料キャンペーンも行っているため、気になる方はチェックしてみてください。
アメリア
入会金:5,500円/年会費:16,500円
企業求人に直接応募する
企業によっては専属の翻訳者を募集しているケースも多くみられます。特に大手の翻訳会社の場合は常時トライアルを受け付けているため、自分の好きなタイミングで挑戦できます。
企業の翻訳者求人に直接応募する場合は、信頼のおける会社かどうかを確認したうえで進めるようにしましょう。
以下の翻訳者募集情報も参考にしてみてください。
翻訳講座でノウハウを身に着ける
自分でいきなり仕事を探すのはハードルが高いと感じる場合は、翻訳専門の講座を利用するのも手です。今回ご紹介するフェロー・アカデミーは、1975年から翻訳専門の教育を実施してる学校です。
実務翻訳・出版翻訳・映像翻訳を全てカバーできるのは、フェロー・アカデミーだけの特権です。翻訳に対する総合力を付けて、翻訳業界で長く活躍したいと考えている際には、講座選びの候補に入れておくとよいでしょう。
何よりも心強いのは、フェロー・アカデミーが先ほどご紹介した翻訳業界情報サイト「アメリア」を運営しているという点です。翻訳業界における幅広いネットワークを駆使して、受講生に対して翻訳で稼ぐためのサポートをしてくれます。
気になる方は、上のリンクから一度資料請求をしてみてくださいね。
海外在住だからこそ翻訳在宅ワークに挑戦してみよう!
海外で生活しながらでも、日本の企業とタッグを組んでオンラインで仕事ができる時代に突入しています。作業時間の自由度が高く語学力を活かせる翻訳の仕事は、海外在住者の在宅ワークにおすすめです。
翻訳は語学スキルの他にも、向上心や忍耐力、計画性が求められる仕事です。翻訳の仕事に少しでも興味がある場合は、ご紹介した求人情報も参考にしてみてください。
マーケティング娘では、マーケター志望の方や在宅ワーク、Webライターを希望している方に有益な情報を提供しています。海外からでも働きやすいWebライティングの仕事内容はこちらの記事でチェック可能です。